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【2019年10月29日放送】ボンビーガールの話は本当?マレーシア海外就職の裏側

マレーシア海外就職のアイキャッチ画像マレーシア情報

人気番組「ボンビーガール」でマレーシアでの海外就職や海外移住の特集をやっていたけど、ほんとにあんなに豪華な暮らしができるのかな?もし、そうなら私もマレーシアに行ってみちゃおうかなぁ…

 

シロクマ
シロクマ

確かにボンビーガールで放送されたように、マレーシアには魅力的な所がたくさんあるけど、現地採用で海外就職するってそんなに甘くない面もあるんだよ~。

 

えー?ボンビーガールでは、綺麗なコンドミニアムに住めて、ご飯も安くて、給料もそこそこもらえてどう考えてもサイコーって感じだったのに~。違うの?

 

 

シロクマ
シロクマ

じゃあ、ボンビーガールで放送されなかったマレーシア海外就職の裏側を少しだけお話してみるので、参考にしてみてね。

 

この記事は、10月29日放送の「ボンビーガール」マレーシア海外移住編を見て、マレーシアでの海外就職が気になっている方に向けて書いています。

 

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本記事のテーマ

マレーシア海外就職の良い面と悪い面の両方を知って海外移住に役立てよう!

 

ボンビーガールで放映されたことは、すべて本当なのか?現地在住者の視点から、マレーシア海外移住や、海外就職の実態について解説します。

 

記事の信頼性

記事を書いている私は、英語学習歴28年。英語、マレー語、広東語を話すマルチリンガルです。英検1級/TOEIC960点。留学経験ゼロでマレーシアで海外就職→結婚。マレーシア在住歴は17年ほど。現在はフリーランスでライター&翻訳業をやりつつマレーシアで生活しています。
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マレーシア海外就職は本当に天国なのか?

 

こんにちは、マルリンです。

 

10月29日の「ボンビーガール」の放送を見ていて、「この放送だけ見た人は、マレーシアでの生活は天国!と勘違いするなぁと思い…。

 

放送直後に以下のようなツイートを投稿しました。

 

 

 

ツイート直後から、たくさんの方の反響をいただきました。

 

確かに、マレーシアにはプールとジムが付いた綺麗なコンドミニアム(マンション)がありますし、日本語のみで働ける求人があるということも事実です。

 

しかしながら、「19万円」という給与の内訳や放送されたマンションの立地、また、紹介されていた会社のあるエリアの治安などについては、一切、触れられていませんでした。

 

はじめにお断りしておきますが、私は決してマレーシアが嫌いなわけではありません。

 

ただ、あの番組を見た人が、マレーシアに対して誤ったイメージを持ったまま渡航し「こんなはずじゃなかった」と思うような事態を避けたいと思ったのです。

 

マレーシアの良い所も悪い所も知った上で、海外就職や移住の決断をして欲しいなと感じました。

 

本記事では、現地在住者の視点で見たマレーシア海外就職の実態や、視聴者がマレーシアへ渡航する際に参考となるような情報をまとめています。

 

皆さんからのツイッター投稿も踏まえつつ、マレーシア海外就職の裏側をお届けします!

 

マレーシア海外就職の裏側

 

「ボンビーガール」マレーシア海外移住編では、マレーシアのコールセンターで働く求人が紹介されていました。

 

番組の内容では

  • 給与19万円
  • 渡航費用片道負担
  • 就労ビザは会社負担で支給
  • 住居を見つけるまで2週間社宅に滞在できる
  • 住居を探すための物件ツアーあり
  • 面接はビデオ通話のみ
  • コールセンター業務(8時間勤務、1時間休憩)

 

といった内容でした。

 

それでは、テレビで放送されなかったマレーシア海外就職事情の裏側を一つずつ見ていきましょう。

 

外国人の税金は28%と高額

 

まず、給与についてです。

 

マレーシアは、外国人に対する所得税が異常に高い国です。

 

以下の引用をご覧ください。

 

マレーシアの外国人税率

引用元:  Income Tax For Foreigners Working in Malaysia 2019

 

 

マレーシアの外国人にかかる所得税は28%と高額です。

 

19万円の給与の場合は

190,000円 x 28% =53,200円(税金)

190,000円 ー 53,200円= 136,800円

ここからRM69.70のPERKSO(社会保険料)が差し引かれますので、

136,800円 ー 1,800円 =135,000円 (手取り給与)

 

これはマレーシアでの就労期間が6ヶ月以下の外国人に課せられる税金の額で、額面上19万円の給与であっても、最初の6ヶ月間の手取りは135,000円ほどしかないということになります。

 

6ヶ月以上就労した場合は、ローカルと同じ所得税を納付することになりますが、日本円で19万円の給与の場合は、マレーシアリンギットで約RM7,280。ボーナスなしで計算すると、

 

RM7,280 x 12ヶ月 = RM87,360(年収)

 

日本円にすると年収約228万円となります。

 

下記の表はマレーシアの所得税率の一覧ですが、上記の年収だと赤線のところが該当する所得税率となります。

 

マレーシアの所得税率

引用元:Malaysia Personal Income Tax Guide 2019 (YA 2018)

 

マレーシアの所得税は、年収228万円のカテゴリー21%とかなり高い

ちなみに、日本で年収228万円の場合は、所得税はたったの10%です。

 

 

就労ビザは大卒程度の学歴またはそれと同等でなければ下りない

続いて、就労ビザの問題ですが、ボンビーガールでは就労ビザの取得難易度については触れられていませんでしたが、大学卒業程度(またはそれと同等の学歴)がない場合は、就労ビザが下りない可能性が高くなります

 

近年、マレーシアでは外国人労働者の流入を阻止する動きが高まっており、これまで就労ビザを取得できていた人が、延長できなくなった事例も発生しています。

 

必ずビザが下りるとは限らないというリスクを知っておいてください。

 

25歳以下で職歴のない人は就労ビザが下りづらい

 

ボンビーガールでは20代前半の若い女性ばかりが登場していましたが、職歴ゼロの新卒だったりすると、「働いた経験がない=実践で使えない人材」と判断され、就労ビザが下りない可能性があります。

 

海外就職案件を探す時には、この点にも留意しておきましょう。

 

一度就労ビザが降りると契約期間前の解約で違約金が発生する可能性も!

ボンビーガールでは、就労ビザを会社が取得してくれると紹介していました。

一度就労ビザが下りると、契約内容によりますが1年~2年の契約期間が発生します。

 

ふらりとマレーシアに来て海外就職したけど、やっぱり辞めたいとなったときに、簡単に辞められるのでしょうか?

実は、一度就労ビザが降りると、契約期間内の離職はNGという企業が多いのです!

 

 

契約期間満了まで仕事をせず、会社から「違約金」の支払いを求められる可能性もあります!

 

会社によって契約期間は異なりますので、十分ご注意ください。

 

 

医療費などの福利厚生費が少ない

 

マレーシアの企業は、日本企業ほど手厚い福利厚生がついていません。

 

例えば、医療費などは一年間の上限が決められており、会社によっては年間RM1,000(2万5000円)ほどしかサポートしてくれないケースもあります。

 

マレーシアの医療費は、

ローカルクリニックの初診料 RM30~RM50
私立総合病院の初診料 RM80~RM300(受診する専門による)

となっています。
個人で保険加入等を行っていない場合は、高額医療費などが払えないリスクがありますので、ご注意ください。

外国人労働者は年金をほとんどもらえない

 

マレーシアの年金制度(EPF)では、マレーシアの企業で働く外国人労働者の年金は、RM5(125円)でも良いという法律があります。

中には交渉してEPFをもぎ取る方もいますが、基本的に外国人労働者は年金をほとんどもらうことができません

 

ボンビーガールの番組内では、毎月10万円ほどの貯金が貯まると言っていましたが、老後資金や一時帰国の飛行機代などをあらかじめ貯めておく必要があるため、実際はそれほど豊かな暮らしができるとは考えにくいです。

マレーシアの治安は大丈夫?

 

ボンビーガールの放送中、マレーシアの治安については一切触れられていませんでしたが、マレーシアの治安は、相対的に見て日本より悪いと言えます。

 

私の知っている範囲でも、ひったくりや強盗の被害にあった方は数知れず…。過去には、日本人を狙った誘拐未遂事件も発生したことがあります。

 

番組に登場していたのが女性ばかりだったということもあり、もう少し皆さんに注意喚起しておくべきかなと感じました。

ボンビーガールに出ていた会社のエリアは貧困層居住区のすぐ近く

 

ボンビーガールに登場した会社のあるエリアはBangsar Southという地域です。

Bangsarは確かに外国人に人気のある高級住宅街ですが、Bangsar Southはそこから車で15分ほど離れた別のエリアです。

 

Bangsar Southの最寄り駅はKL Gateway Universityですが、この辺りは低所得者層が暮らすボロいアパートが多く、非常に治安が悪い地域です。

 

マレーシアローカルは、道路を徒歩で歩きませんので、駅や周辺を歩いているだけで「外国人(日本人)」と気づかれます。

 

ひったくりやスリ、強盗などの犯罪に遭うリスクが高いので、十分ご注意ください。

 

日中でも夜でもひったくりに遭うリスクは普通にある

 

ツイッター上で同じくマレーシアに住む現地採用女性のフォロワーさんがいますので、治安に関するツイートをあげてみます。

 

 

日中でも強盗や強盗未遂に遭う人が多く、ターゲットは女性だけでなく男性も含まれます。

日本人を明らかに狙っているケースもありますので、外出するときは気をつけましょう。

Grabで日本人女性が犯罪に遭遇しかけたケースも!

 

マレーシアでは、シェアリングエコノミー「Grab」を使って移動する方が多いですが、Grabに乗った時にも犯罪に巻き込まれる可能性があります。

 

 

女性は特に狙われやすいので、夜間に一人で行動するのはやめましょう。

 

マレーシアのマンションは本当にそんなに安い?

 

最後に、ボンビーガールの中で紹介されていたマレーシアのマンション(コンドミニアム)について、本当にそんなに安いのか?を検証します。

 

外国人居住区の平均家賃は10万円以上

ボンビーガールで紹介された物件のあるBangsar Southエリアは、外国人居住者が多い地域ではありません。

 

クアラルンプール市内で日本人が多い地域は、Mon’t KiaraやBangsar、そしてSaujanaエリアになりますが、この辺りの家族向け賃貸の家賃は10万円以上が多いようです。

 

単身で生活するなら、スタジオタイプの物件でも良いと考えますが、治安があまり良くないエリアに住むのはおすすめできません

 

マレーシアのマンションの敷金礼金は家賃2ヶ月分+1ヶ月分

 

マレーシアのマンションに住む時には、新しく賃貸契約を結ぶ際に敷金礼金として

 

家賃2ヶ月分+1ヶ月分
(契約するオーナーによって変わる)
を支払うのが一般的です。
ボンビーガールに出ていた5万9000円の物件に住む場合は、約18万円ほどのお金を用意しておくことが必要です。

マレーシアの郊外物件は不便な立地にあり車がないと生活できない

 

マレーシアは車社会ですので、公共交通機関があまり発達していません。

バスやLRT、KTMなどもありますが、駅自体があまり利便性の高い立地にないので、駅までは車でアクセスするしかないといった環境です。

 

クアラルンプールの中心街以外のエリアは、車がないと生活できないと考えた方が良いでしょう。

 

マレーシアは車の値段が高く中古車でも値段が下がらないので、現地採用の給与で車を購入するのは、かなり経済的な負担になります。

 

居住するエリアはよく考えて選んでください。

 

マレーシア移住は良いことばかりではない!実態を把握した上で渡航しよう!

 

マレーシア海外移住と海外就職の実態について解説しました。

 

ボンビーガールの放送では、マレーシアで働くことや生活することの良い面だけがクローズアップされていました。

確かに、プールとジムの付いた豪華なコンドミニアムもありますし、日本語だけで働けるお仕事があることも事実です。

しかしながら、あの放送だけを見てマレーシアに渡航したら、きっと「こんなはずじゃなかった」と思う方が出てくるのではないかという気がして、勇気を出してツイートしました。

 

17年ここで暮らしてきた私にとって、マレーシアは第2の故郷。

 

大好きだからこそ、日本の皆さんにマレーシアに対する正しい情報をお届けしたいと思っています。

 

マレーシアで生活してみると、番組内では取り上げられなかった、お金の問題や就労ビザの問題、そして治安の問題など、いろいろな問題も出てきます。

 

マレーシアの良い面も悪い面もしっかりと理解した上で、それでもマレーシアに魅力を感じたら、迷わず日本を飛び出してみてくださいね!

 

今後も、マレーシア情報や英語学習に関する生きた情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに!

 

 

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